10月 302019
 

テコの原理で強い締め付けができるフックレンチ

フックレンチ(フックスパナ、引掛けスパナ)とは、三日月のような形状の先端部分に取っ手がついた形状の工具で、丸ナットや軸受用ナットの取り付けおよび取り外しをするときに主に使用をする工具です。

バイクの場合ステアリングステムで使用をする機会が多く「ステムナット」や「スロッテッドナット」と言われるなどを締め付ける時に便利です。

普通の「メガネレンチ」と言われる工具の場合、先端の締め付け部分はつながった円型となっているので、開放されているナットやボルトには便利ですが、パイプの接続部などではうまく使用をすることができません。

スパナの場合口の部分がU字型をしているのでこちらを使うこともできますが、より多くの形状のステムナットに対応をするということで言えばこのフックレンチが最も使いやすいと言うことができます。

フックレンチにもいくつか種類があり、先端部分が動かせない固定型の用具の他に、モンキーレンチのようにある程度径を使う人側で調節できるタイプもあります。

主な使い方としてはナット部分の半周に工具の先端を引掛けてテコの原理を使って力を入れていきます。

専門的な用具になると「調節式引掛けスパナ」と言われるL字に近い形状をしたものや、「引掛けピンスパナ」と言われる先端に小さなピンがついていてナットに引っかかる力を強めるものがあります。

フックレンチを主に使用することになるステアリングステムナットは、単にとれないように締め付ければよいというわけではなくちょうどよい加減で止めなければならないという特徴があります。

デリケートな締め具合が求められる部分であることから、より力を細かく使えることのできるフックレンチが主に使用されることになるのです。

ベテランのエンジニアの人の中にはマイナスドライバーやピンポンチといった本来の用途ではない工具を上手に使って作業をする人もいるようですが、微妙な調節をすることを考えるとDIYでは専用のフックレンチを用意しておくことが勧められます。

使用時や選び方のポイント

フックスパナは多くの工具メーカーから販売されているので好きなものを選んでよいと言えます。

価格は通常のものであれば一本3000~5000円くらいで、通常のドライバーやメガネレンチのような精度は求められないのであまり価格にこだわる必要はありません。

探すときのワンポイントとしては、この工具は名称が非常に多くあるので名前から検索をすると思うような製品を見つけることができなかったりするということです。

フックレンチの他に、引掛けスパナ、ロックリング回し、ロックリングプライヤー、ピンスパナ、フックスパナなどメーカーにより製品名が異なっています。

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