2月 162018
 

インジェクションにも苦手なものがある

バイクのインジェクションというのは電子制御によって燃料をエンジンに送り込む構造のことです。
そのため一般的なキャブよりも複雑で整備が大変と言われています。

しかし、電子制御であるために燃費もよいですし、気温や湿度、気圧といった天候に左右されることなくエンジンの性能が発揮できます。
燃費が良いためにランニングコストもよく、なおかつ動作性もよいということで最近ではキャブレターではなくインジェクションのバイクを選ぶ人が多いです。

このように聞くとインジェクションは万能に思われますがそのようなことはありません。
インジェクションにも苦手なことがあるのです。
そのような苦手領域の一つがアイドリングです。

キャブレターの場合にはアイドリング専用にガソリンを吐き出すポートがあります。
そしてそこを通過する空気がガソリンを吸い出していってくれます。

それに対してインジェクションは空気の通り道と燃料供給とが完全に分離しています。
そのためにアイドリングに必要な少量の空気をコントロールしてそれに合わせるようにガソリンが噴射される仕組みです。

しかし、この空気量をコントロールするのはアクセルと連動して開閉している円盤状のスロットルバルブとインジェクションボディの間にあるわずかな隙間です。
このような隙間ではうまく空気量をコントロールすることが難しく、そのためにアイドリングが難しくなってしまいます。

特に走りこんでバイクのワイヤーが伸びてきたりスロットルバルブのずれが出てきたりといったことが起こるとうまく空気の調整ができなくなってしまい、これがアイドリング不調の原因と考えられます。
最近ではこのようなトラブルが起きないようにアイドリング時に専用の通路から空気を出すタイプのものも出ていますが、まだまだすべてのバイクに搭載されているわけではないのでこのようなトラブルが起きることはよくあります。

故障前診断を利用して正確なチェックをしてみる

多くの場合、アイドリング不調の原因は走ってきたことで起こっていると考えられますが、必ずしもそうとは限りません。
このようなマイナートラブルが大きなトラブルの前兆であるということは少なくありません。
そこで、走っていて気になるようであればすぐにバイクの点検をして故障する前に対策を講じましょう。

インジェクションはキャブレターとは違い、つまりを解決するだけで治るものではありません。
どこかに不具合があり、それが原因でバイクが不調を起こしている可能性も高いのできちんと早いうちのチェックが求められます。
本格的なチェックは素人では行えず機械を使う必要があるので修理店に持ち込むことが必要です。

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